物語編
第五章 第十七話 概念編
第五章 父なる神
第十七回 御父 の裏に 御子
御父は、一元に止まる、表れない神のこと
御子とは、二元に留まる、現われる神のこと
父なる神は、我が無いため、善悪が定まらない
子なる神には、我が無いため、善悪で裁かれない
父なる神は、善悪を映す、透明な鏡である
善き者が、覗き込むと、善きものを映し出し
悪しき者が、覘き込むと、悪いものを写し出す
父なる神とは、二元を愛す、一元に輝く光である
子なる神は、善悪を移す、真実の道である
善き者が、突き進むと、善きものを跳ね返し
悪しき者が、憑き進むと、悪いものが撥ね帰る
子なる神とは、二元を解す、一元に還る道である
父なる神は、ヤハウェであり、一元のこと
世を救うため、子なる神を、二元に贈り込む
人が父を捉えると、内なる物が、外に映されて
人が子を捕らえると、外なる者が、内に移される