第五章 第十八話 問答編
マサシ YHWHとは、どういうものですか?
アキラ YHWHとは、神の名の四文字であり、
子音がないため、唱えることが出来ない。
ヤハウェと呼べば、ユダヤ教徒の神に映り、
アッラーと呼ぶなら、イスラム教の神に写る。
マサシ 一神教とは、どういうものですか?
アキラ 一神教とは、一元の神を説き明かす際、
一元に止めて、悟り易く説く教えである。
良き点としては、求心性が生じる点であり、
悪しき点としては、排他性を招じる点である。
マサシ 多神教とは、どういうものですか?
アキラ 多神教とは、一元の神を解き明かす際、
二元に分けて、解り易く解く教えである。
良き点としては、調和性が生じる点であり、
悪しき点としては、混沌性を招じる点である。
サイト あなたが、何者なのかが、気に為ります。
マコト 神と彼方の間に、何者かが入り込むと、
其れは魔に変わり、悟りを妨げ始めます。
それが使徒だろうと、それは同じですから、
誰かを気にして、実体と化しては往けません。
神を悟って、弥勒の世に行きたいなら、
我と神の間に、如何なる魔も介す事なく、
神の言葉として、真の理を認めるべきです。
真理を修める者は、直々に真我に導かれます。
トナミ 先生のことは、とても素敵だと想います。
マコト 神の言に触れて、美を感じられるのは、
智慧と慈悲を、貴方が具えている証です。
真理を修め、菩提を培い、御魂を磨くほど、
心の中に、神の実在を、感じられるでしょう。
私を認められるのは、有り難いですが、
実在として、認めるのは、止めましょう。
もし、神と貴方の間に、私が入り込むなら、
貴方に対して、私は、魔を演じざる得ません。
元より、神を悟ったら、我は消えます。
私を含め、誰かのことを、讃えたいなら、
例えば、弥勒まで導く、菩薩の使命として、
抽象化し、褒め称えれば、邪魔に為りません。
アワ 真理を修めるほど、神様に繋がるのですか?
マコト この地を訪れて、真理を見ている人は、
心の奥底まで、真我に認められています。
神を望んでいるのか、魔を望んでいるのか。
自分を超えた自分には、嘘が全く通じません。
神を使ってやろう、神を試してやろう。
少しでも邪な思いを、神に見せたものは、
そのような思いを、二度と抱かせないよう、
速やかに、意識から、真理が消えていきます。
神に臨んでいたい、神に奉げていたい。
心から聖なる想いを、神に見せたものは、
そのような想いが、自ずから擁けるように、
速やかに、意識から、幻想が消えていきます。
解き明かされる、真理が深くなるほど、
監視する神の眼は、厳しくなっています。
現時点で奥深くまで、真理を読めていれば、
神縁の中の神縁であり、神様が認めています。