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物語編

第五章 第二五話 概念編

第五章    最終審判
第二五回 終末 の裏に 審判

 

原罪は、我に捕われると、業を重ねること
現在とは、業に囚われると、時が流れること
原罪は、知恵の実を食した後、罪を感じること
現在とは、知恵の実を蝕した跡、時を観じること

 

過去に囚われるほど、未来が見えなくなる
終末は、罪を重ね過ぎて、時が流れないこと
終末には、原罪に囚われて、現在が詰んでいく
その刻、善が詰むと善が、悪が詰むと悪が消える

 

過去を問われるほど、現在を裁いてしまう
審判は、業を重ね過ぎて、刻が裁かれること
審判では、原罪を問われて、現在に表れてくる
その時、善を積むと善が、悪を積むと悪が現れる

 

最終審判とは、積み過ぎた、我が業により
時が止まり、昔が表われ、罪が裁かれること
器が小さいと、業が積めず、その時は近くなり
器が大きいほど、業が積めて、その刻は遠くなる

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