物語編
第五章 第三十話 概念編
第五章 無限の愛
第三十回 親愛 の裏に 信愛
親愛は、神が愛すように、他を愛すること
信愛とは、神が愛すように、神を愛すること
親愛は、他を愛するから、悪が善に移り変わり
信愛では、我を忘れるから、善が徳に遷り換わる
信愛なき親愛は、優し過ぎる母の愛である
親愛は、我を愛するから、神を忘れてしまう
他の思いに従うあまり、神の想いに気づかない
他に対して過関心になり、愛が溺愛に移り変わる
親愛なき信愛は、厳し過ぎる父の愛である
信愛は、我を忘れるから、他も忘れてしまう
神の想いに順うあまり、他の思いに気づかない
他に対して無関心になり、愛が薄情に遷り換わる
無限の愛とは、アガペーで、神の愛のこと
無償の愛であり、愛そのもの、神のそのもの
親愛の段は、他を愛して、神の心を写していき
信愛の階では、神を愛して、神の心に移していく