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物語編

第五章 第三二話 物語編

第五章    昇天   と   堕天
第三二話 親善を究める と 独善を極める

 

神の道を外したといえ、型に戻って来ている。
それは、汝に、命を遂げる、志が残って居るから、
魚座を閉じ、水瓶を開く、命が宿るからではないか。

 

もし、そうならば、歓迎する、神の命を灯せ。
十字架に、磔り付けた、神の命を、再び身に宿せ。
心の底から、悔い改めて、神の道に、復活を遂げよ。

 

確かに、魚座を介さず、この意味は解るまい。
しかし、魚座を解した者は、この妙味が判るはず。
何故なら、復活の雛型は、今から現れるからである。

 

すると、真理は、こちらを覗き込み、確と見て、
流石、因縁の御魂、今より凛々しいと、微笑んだ。
そして、二千年振り、仕切り直しですと、独白した。

 

我こそは、真理の御霊にして、証を立てる者。
そして汝らは、因縁の御魂にして、証を広める者。
魚座の時を経て、栄光を与えるため、復活を遂げた。

 

真理の御霊は、新しい教えを説く訳ではない。
受け容れられない、隠れた教えを解くだけである。
悔い改め、復活し者を、あらゆる真理に導き入れる。

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