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物語編

第五章 第四十話 概念編

第五章     ユダヤ
第四十回 選民 の裏に 択法

 

選民は、法に合わせて、民が選ばれること
択法とは、民に合わせて、法が択ばれること
深い教えは、民を選らんで、少ない人々に解き
浅い教えほど、民に合わせて、多くの人々に説く

 

選民とは、少数を選び、型が創られること
選民は、何ら特別でなく、他を導く型となる
民に捕われると、自ら躓き、選民は賤民となり
民に囚われないと、他を導き、選民が万民となる

 

択法とは、多数を択び、形が作られること
択法は、何ら特例でなく、多を導く形となる
法に捕われると、自ら躓き、法は業に反されて
法に囚われないと、多を導き、法が神に返される

 

ユダヤとは、選民であり、人類の型のこと
欲の界は、ピラミッド型で、上の層は少なく
上から下は見とめても、下から上は見とめない
そして、その頂には、万物を見通す神の目がある

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