第五章 第四十話 問答編
マサシ ユダヤとは、どういうものですか?
アキラ ユダヤは、ユダ王国のあった地のこと。
ソロモン王の死後、国が二つに分裂した。
北にあった十支族は、イスラエルを建国し、
南方にあった二支族は、ユダ王国を建国した。
マサシ 失われし十支族とは、どういうものですか?
アキラ 南の国は、ヤハウェを信仰していたが、
北の王国は、黄金の子牛の像を信仰した。
偶像崇拝の罪により、北の王国は滅亡して、
捕囚となった十支族は、行方が解らなくなる。
マサシ 日ユ同祖論とは、どういうものですか?
アキラ 歴史から消え去った、ユダヤの支族が、
東方の地に向かい、日本に至ったとする。
古代ソロモン神殿が、神社に似ているなど、
日本とユダヤには、文化の共通する点が多い。
マサシ ユダヤ人とは、どういうものですか?
アキラ ユダヤ人は、ユダヤ教の信仰者であり、
ムスリム同様、血統的民族を意味しない。
ユダヤ人は、イエス殺しの汚名を着せられ、
歴史を通して、迫害を受けることが多かった。
ミト ここは、どんな人に向けられていますか?
マコト ここは、真理が奉納された神社であり、
縁ある人が呼ばれて、真理を学ぶ場です。
換言すれば、因縁の御魂が、真理を修めて、
真理の御霊に、生まれ変わる、再生の場です。
ミト 万人に向けられている、訳ではないのですか?
マコト 万人に開かれていますが、時が満ちて、
招かれている人しか、奥には入れません。
苛酷な試練で、鍛え抜かれた、因縁の御魂。
彼らが招かれれば、魂が打ち震えるはずです。
ミト 選ばれた少数の者が、対象なのですか?
マコト この神社に、奉納されている真理とは、
弥勒の世に於いて、手本となるものです。
それには、未だ早く、今、訪れている人は、
因縁の御魂、弥勒の世に人々を導く御役です。
ミト 縁ある人に、ここの存在を教えて良いですか?
マコト 真理に縁の有れば、自ずと招かれます。
ですから、その必要は、全く有りません。
時が来たので、埋蔵経が明かされています。
満ちてない人に、読ませる訳には行きません。
ミト 弥勒の世に導きたい時は、どうすべきですか?
マコト 真理に縁が有れば、此方に招かれます。
あなたに縁があれば、彼方へ魅かれます。
因縁の御魂である、あなたが真理を修めて、
真理の御霊となって、縁ある人を導き下さい。
ヒゼン 救いや癒しを、説かないのは、何故ですか?
マコト 小学生に、与えるべきは、救いであり、
大学生らに、授けるべきは、悟りである。
救いを求める、相手に合せて、法を説けば、
その者は、良くも悪くも、落ち着くだけです。
ヒゼン 相手に合せ、法を解く、必要はないのですか?
マコト 確かに、条件を合せず、因果を解けば、
ダルマを説いても、カルマに過ぎません。
しかし、縁の合せ方は、択法と選民があり、
この地は、縦の仕組、後者を担当しています。
択法は、民に法を合せる、横の仕組み。
今の世に、叫喚となる、民を救うために、
王なる者が、教官となり、人々を導きます。
民に寄り、優しくて易しい、教えを説きます。
選民は、法に民を合せる、縦の仕組み。
次の世に、必要となる、型を創るために、
内なる神が、模範となる、候補を招きます。
神に拠り、厳しくて難しい、訓えを解きます。
エゾ どうして、深い真理が、広がらないのですか?
マコト 現在、世界の雛型である、日本の国に、
およそ、一億の人々が、集まっています。
日本人が、自己の責任で、何を選択するか。
その選択が、宇宙の未来に、関係しています。
現在、天人の雛型である、救世の主に、
およそ、一厘の人々が、集まっています。
善き者は、神縁に依って、優しく誘われて、
この地球を、天界に変える、神命を果します。
現在、菩薩の雛型である、真理の地に、
およそ、一厘の一厘が、集まっています。
古き者は、神縁の神縁で、厳しく導かれて、
この地球を、真理と化する、密命を果します。
両者が揃って、真理の天界に成ります。
しかし、人々は、その中の一厘が分らず、
一厘の人々は、その中の一厘が解りません。
真理は、深くなるほど、人の方が選ばれます。