物語編
第五章 第四一話 概念編
第五章 メイソン
第四一回 自由 の裏に 平等
自由は、自らの意を持って、因を積むこと
平等とは、自らの因を以って、果を得ること
自由は、自業自得に於ける、前半の自業であり
平等とは、自業自得に於ける、後半の自得である
博愛が無い民は、責を逃れて、差を埋める
皆に自由を与えれば、誰かが不平等を感じて
皆を平等に均すならば、誰かが不自由を観じる
責を逃れる自由と、差を埋める平等は、矛盾する
博愛が有る民は、責を果して、差を認める
皆が責任を果すならば、誰もが自由を感じて
皆が変化を認めるならば、誰もが平等を観じる
責を果たす自由と、差を認める平等は、補完する
メイソンとは、自由と平等と博愛を掲げて
救世主を待望し、代理を自認する石工のこと
彼らを憎むと、博愛が消えて、自業自得になり
彼らを愛すると、博愛が現れて、自由平等となる