物語編
第五章 第四三話 概念編
第五章 国際連合
第四三回 覇権 の裏に 神権
覇権は、剣の力に依って、敵と与すること
神権とは、神の力に拠って、敵と組すること
覇権は、敵を憎むことで、敵を討つことであり
神権とは、敵を愛すことで、敵を滅すことである
盟とは、友愛に酔って、味方と繋がること
資本主義は、自由に競争し、財を奪い合って
共産主義では、平等に強制し、財を振り分ける
左右に並べると、友愛で連なり、戦争に誘われる
命とは、博愛に拠って、敵方と繋がること
資本主義で、強者が自由に、財を寄せ集めて
共産主義では、弱者に平等に、財を分け与える
上下に重ねると、博愛で連なり、平和に導かれる
国際連合は、友愛を掲げる、国の盟のこと
実際、平和に誘うようで、戦争に導いている
友愛は、敵を滅ぼし、返る刀で、自らを亡ぼす
博愛では、敵を慈しみ、蘇る神が、自らを愛する