物語編
第五章 第四七話 概念編
第五章 第三の目
第四七回 希望 の裏に 絶望
深淵は、第三の目に隠れる、仕掛けのこと
叡智とは、第三の目に現れる、目覚めのこと
最後の最後、我が善と悪は、悉く引っ繰り返る
そのとき、何の目が開くのか、漏れなく試される
堕天使の目は、欲望を司る、魔の目のこと
もし、我が善に捕われて、神に捧げないなら
神に逆らって、人の欲を適える、魔の目が開く
必ず良くは適う、深淵の仕掛けに、誘う側に回る
創造主の目は、展望を司る、神の目のこと
もし、我が善に囚われず、神に捧げるならば
神に従がって、人の目を覚ます、神の目が啓く
必ず良くは飽く、深淵の目覚めに、導く側に廻る
第三の目は、万物を見通す、額の目であり
希望が究められると、絶望に極められること
希望の段は、深淵に嵌るまで、欲を叶えていき
絶望の階では、叡智を悟るため、欲を越えていく