物語編
第五章 第五四話 概念編
第五章 宗教儀礼
第五四回 礼拝 の裏に 巡礼
礼拝は、一日に五度、神に心を合せること
巡礼とは、一生に一度、神に身を会せること
礼拝は、聖地に身を向け、神に心を合せていき
巡礼とは、聖地に身で向い、神に身を会せてくる
礼拝は、身を形に合せて、心を型に合せる
神を信じる礼であり、不断の信仰の証である
霊を信じ始めると、日に五度の礼拝が出来るが
礼を軽んじ始めると、日に五度の礼拝が出来ない
巡礼は、身を型に会せて、心を型に合せる
神を確める礼であり、普段の礼拝の証である
霊を確め始めると、生に一度の巡礼が出来るが
礼を軽んじ始めると、生に一度の巡礼が出来ない
宗教儀礼は、礼の中に、霊を宿らせること
身を形に合わせると、心を神に会わせられる
礼拝の段は、此の日の中に、霊を宿らせていき
巡礼の階では、我が生の中に、霊を宿らせていく