第六章　　　　カーラ
第三回　宿命　の裏に　運命

宿命は、命に宿った、負っている業のこと
運命とは、命が決める、追っている業のこと
宿命は、埋れているから、変わらない命であり
運命とは、生れているから、換えられる命である

宿命は、深い意識に、宿っている命であり
例えると、山に登ると、決めて生まれること
上るならば、その宿命は、今生で乗り越えられ
昇らないなら、その宿命は、来世に繰り越される

運命は、浅い意識が、運んでいる命であり
例えると、山の登りを、選らんで生きること
険しいなら、その運命は、早く済むようになり
滑らかならば、その運命は、遅く進むようになる

カーラは、時の流れ、カルマが流れること
カルマとは、業の巡り、創造主の計画のこと
神の命に喜んで加わると、人は歓喜の園に至り
神の命に悲しんで加わると、生は労苦の地に到る