物語編
第六章 第八話 概念編
第六章 サーンキャ
第八回 思惟 の裏に 行為
思惟は、時間を持って、真理を求めること
行動とは、空間を以って、真理を求めること
思惟は、内なる我を見つめ、内なる業が表われ
行動では、外なる梵を見つめ、外なる業が現れる
思惟は、思索することを、行動とすること
邪な思惟は、未来と過去を、切り分けて逝き
正しい思惟は、過去と未来を、結び付けて行く
行動なき思索は、独り善がりの、自慰に過ぎない
行為は、行動することを、思索とすること
邪な行為は、自我と他我を、切り分けて逝き
正しい行動は、他我と自我を、結び付けて行く
思索なき行動は、独り善がりの、示威に過ぎない
サーンキャとは、カルマを考える道のこと
哲学の道には、思惟の道と、行為の道がある
思惟の道は、内に隠れている、業を超えていき
行為の道では、外に現れている、業を越えていく