第六章　　　　ナーディ
第十二回　動性　の裏に　善性

暗性のグナは、菅として、固めているもの
暗性の力により、気が通る、菅を固めている
善性が関わるなら、その菅が、固めやすくなり
動性が係わるならば、その菅が、固めにくくなる

暗性は、固定を司り、理を固める性であり
強いほど、固定に偏り、因果を繋げてしまう
汚されると、菅が詰って、道理に拘り易くなり
清められると、菅が通って、道理に拘り難くなる

動性は、否定を司り、害を固める性であり
強いほど、否定に偏り、損害に繋げてしまう
汚されると、菅が詰って、損失に拘り易くなり
清められると、菅が通って、損失に拘り難くなる

善性は、肯定を司り、利を固める性であり
強いほど、肯定に偏り、利益に繋げてしまう
汚されると、菅が詰って、利得に拘り易くなり
清められると、菅が通って、利得に拘り難くなる