物語編
第六章 第十三話 概念編
第六章 チッタ
第十三回 暗性 の裏に 動性
善性のグナは、心として、感じているもの
善性の力により、気の中で、心が感じている
動性が関わるなら、その心が、感じやすくなり
暗性が係わるならば、その心が、感じにくくなる
善性は、蓄積を司り、貪を感じる性であり
強いほど、蓄積に偏り、実感を映してしまう
汚されると、心が曇って、現実を感じ難くなり
清められると、心が澄んで、現実を観じ易くなる
暗性は、停滞を司り、癡を感じる性であり
強いほど、停滞に偏り、沈滞を映してしまう
汚されると、心が曇って、反復を感じ難くなり
清められると、心が澄んで、反復を観じ易くなる
動性は、変化を司り、瞋を感じる性であり
強いほど、変化に偏り、無常を映してしまう
汚されると、心が曇って、無常を感じ難くなり
清められると、心が澄んで、無常を観じ易くなる