第六章 第四話 問答編
マサシ カルマ・ヨーガは、どういうものですか?
アキラ カルマヨーガは、行為のヨーガであり、
結果に囚われずに、行為に集中すること。
梵語で、カルマとは、「行為」の意であり、
行為の原因でもあるが、行為の結果でもある。
たとえ、行為をしても、囚われないと、
カルマは、積むことなく、摘まれていく。
我がために行なわず、神のために行なえば、
過去の業は消えていき、未来の業は現れない。
マサシ カルマ・ヨーガは、どのように行うのですか?
アキラ 自我にせよ、他我にせよ、誰にしても、
神の計画を演じる、神の使者と見とめる。
神の使者と認めると、神の御心が解される。
神の使者と認めないと、我が善悪に絡まれる。
マサシ 自我(ジガ)とは、どういうものですか?
アキラ 自我は、自分と捕らえる、意識のこと。
梵語では、アハンカーラと、呼んでいる。
アハムが自分であり、カーラが道具であり、
アハンカーラで、自分を作る道具の意である。
ハコネ 今、世の中が、〇〇になっているので、
縁ある人に、〇〇と教えているのですが、
誰も耳を傾けませんし、誰も変わりません。
マコト あなたから、誰かに見えているものは、
神様から、あなたに見えているものです。
鏡に向って、法を説いても、無意味な様に、
あなたが、変らなければ、誰も換わりません。
すべての現実は、神からの贈り物です。
現実から学び、贈り物を活かさないなら、
誰も、あなたの贈り物を、受け取りません。
あなたが、神にすることを、他はしてきます。
ツルガ 我が子が、別人のように成長しています。
嬉しい反面、本当に我が子か疑うほどです。
マコト 貴方から見る、我が子の新しい姿とは、
他の人から見る、あなたの新しい姿です。
即ち、自らが変われば、他まで換わります。
正しい悟りですから、引き続き励んで下さい。
ツルガ 我が子に、正しいことを、何も教えてません。
マコト 内在神が、授け続ける、試練の数々に、
貴方は、逃げ出さず、耐え抜いています。
その菩薩の実践は、正なる神々に見守られ、
この欲界に響き渡り、天人を回心に導きます。
三千世界の改革、大峠の舞台に於いて、
これ以上の演目は、他に存在し得ません。
次々に、襲い掛かる、試練に決して怯まず、
すべてを、受け容れて、感謝で返して下さい。