ＣＡＳＥ　自分　の裏に　本分

マナミ　ねぇ、カルマ、自分って、どういうものなの？
マサシ　自分とは、使命を果たさず、生きることだよ。
マナミ　生れ持った、命を果さないと、どうなるの？
マサシ　神と我の間に、壁が生じて、幻に被われるよ。
マナミ　幻に覆われ、神が見えないと、どうなるの？
マサシ　すべてを、我に委ねるから、我が強くなるよ。
マナミ　じゃ、ダルマ、本分って、どういうものなの？
マサシ　本分とは、使命を果たして、活きることだよ。
マナミ　生れ持った、命を果たすほど、どうなるの？
マサシ　神と我の間の、壁が壊れて、幻が祓われるよ。
マナミ　幻が払われ、神を見とめると、どうなるの？
マサシ　すべてを、神に任せるから、我が弱くなるよ。
マナミ　つまり、神が見えないと、我が要るけれど、
　　　　逆に、神を見とめると、我が要らなくなるの？
マサシ　そうさ、我を覚えるほど、神が見えなくなり、
　　　　逆に、我を忘れるほど、神が見えてくるのさ。
マナミ　う～ん、欲しい時に無く、要らない時に有る。
　　　　なかなか、カルマって、巧く行かないものね。
マサシ　その通りさ、ダルマって、このようなものさ。
マナミ　……………………

ＣＡＳＥ　自分　の先に　本分

サトミ　部分を見る、自分って、どういうものかな？
メグミ　自分とは、部分に和して、命が生きることよ。
サトミ　全体を見ず、部分を守ると、どうなるのかな？
メグミ　自と他の間に、壁が生じ、偽の我が表れるよ。
サトミ　我に覆われ、差が生じると、どうなるのかな？
メグミ　誰よりも、我を重んじて、我が強くなるのよ。
サトミ　全体を見る、本分って、どういうものかな？
メグミ　本分とは、全体に和して、命が活きることよ。
サトミ　全体を見て、部分を護ると、どうなるのかな？
メグミ　自と他の間の、壁が壊れ、真の我が現れるよ。
サトミ　我が払われ、和が生じると、どうなるのかな？
メグミ　誰であれ、等しく重んじ、我が弱くなるのよ。
サトミ　つまり、自分を見ると、自我が強くなるし、
　　　　逆に、本分を見とめると、自我が弱くなるの？
メグミ　そうよ、部分に拘れば、本分は見えないし、
　　　　逆に、全体を考えるなら、本分が見つかるよ。
サトミ　う～ん、本当の自分は、自分では解らないか。
　　　　なかなか、人生の意義は、見つからないのね。
メグミ　大丈夫、それも含めて、人間の本分だからね。
サトミ　……………………！！

ＣＡＳＥ　自分　という　本分

サトシ　自我の原理、自分って、どういうものかな？
アツシ　自分とは、部分に通じる、生き方のことだな。
サトシ　全体を見ず、自我を徹すと、どうなるのかな？
アツシ　真我を忘れて、分離を観じて、不安を感じる。
サトシ　不安を抱き、生命を見ると、どうなるのかな？
アツシ　報い合い、個我の応報に、参じる者に見える。
サトシ　真我の原理、本分って、どういうものかな？
アツシ　本分とは、全体に通じる、活き方のことだな。
サトシ　全体を見て、自我を透すと、どうなるのかな？
アツシ　真我を覚えて、統合を観じて、安心を感じる。
サトシ　安心を擁き、生命を見ると、どうなるのかな？
アツシ　巡り合い、真我の朗報を、演じる者に見える。
サトシ　そうすると、本当の自分を、認められると、
　　　　誰を通しても、真我の存在を、認められるの？
アツシ　その通りだ、善人を見ても、悪人を見ても、
　　　　自分の使命を、果たしている、本分が見える。
サトシ　自分から見れば、相手の自分が、見えるだけ。
　　　　本分を見れば、本当の自分が、見えるわけか。
アツシ　今の君なら、本当の俺達に、気づきそうだな。
サトシ　……………………！！

ＣＡＳＥ　本分なき自分　と　自分なき本分

サトミ　自分と本分、どちらを、重んじるべきかな？
メグミ　どちらも、同じぐらいに、重んじるべきなの。
サトミ　自ら決める、自分って、どういうものかな？
メグミ　自分とは、自らが認める、生き方のことだよ。
サトミ　分を弁える、本分って、どういうものかな？
メグミ　本分とは、本から認める、活き方のことだよ。
サトミ　自分を望み、本分に臨まないと、どうなるの？
メグミ　本分なき自分なんて、唯の細分に過ぎないよ。
サトミ　じゃ、自ら決めようと、分を弁えないのかな？
メグミ　そうよ、細かく分かれて、和が生じないのよ。
サトミ　本分を望み、自分に臨まないと、どうなるの？
メグミ　自分なき本分なんて、只の応分に過ぎないよ。
サトミ　じゃ、分を弁えようと、自ら決めないのかな？
メグミ　そうよ、総べて合さって、乱が生じないのよ。
サトミ　自分だけでは、乱れ過ぎて、徳が足りない。
　　　　本分ばかりでは、整い過ぎて、欲が足りない。
メグミ　うん、自分と本分、その両方が、必要なのよ。
サトミ　じゃあ、本分に依り、自分に拠っていくの？
メグミ　そうなの、自分を研き、本分を磨いていくの。
サトミ　……………………！！