clear
clear
物語編

第六章 第十二話 問答編

マサシ 管(カン)は、どういうものですか?

 

アキラ 管とは、体に在る、気の通り道であり、
    梵語では、ナーディと、呼んでいるもの。
    体全体には、七万二千本の管が存在するが、
    重要なものは、左右と中央の三種が存在する。

 

    第一には、中央の管、スシュムナー管である。
    第二には、右の管である、ピンガラ管である。
    第三には、左側の管である、イダー管である。

 

マサシ 中央管とは、どういうものですか?

 

アキラ 中央管とは、神性を象徴する管のこと。
    梵語では、スシュムナーと呼ばれるもの。
    尾骨から頭頂に向かい、善性の気が流れる。
    クンダリニーが昇り、頭頂を抜けて解脱する。

 

マサシ 右脈管とは、どういうものですか?

 

アキラ 右脈管とは、男性を象徴する管のこと。
    梵語では、ピンガラと呼ばれているもの。
    尾骨から右鼻に向かい、動性の気が流れる。
    右鼻の呼吸では、左脳と交換神経を刺激する。

 

マサシ 左脈管とは、どういうものですか?

 

アキラ 左脈管とは、女性を象徴する管のこと。
    梵語では、イダーとも呼ばれているもの。
    尾骨から左鼻に向かい、暗性の気が流れる。
    左鼻の呼吸は、右脳と副交感神経を刺激する。

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。