第六章　　　クンダリニー
第十五回　火難　の裏に　水難

火難は、右の管を浄める、火の洗礼のこと
水難とは、左の管を清める、水の洗礼のこと
灼熱により、身を焼くと、右の管が浄められて
寒冷によって、身が凍ると、左の管が清められる

苦行とは、悪果を味わい、悪業を落すこと
悪業が多いと、苦難が多く、悪行を抑え難く
悪業が少ないと、苦難が寡く、悪行を抑え易い
悪業を減らすため、苦行を経て、修行の道に入る

楽行とは、善果を味わい、善業を落すこと
善業が多いと、安楽が多く、修行を怠り易く
善業が少ないと、安楽が寡く、修行を怠り難い
善業を減らすため、楽行を経て、修行の道に入る

クンダリニーとは、生命エネルギーのこと
火と水の洗礼、即ち、神の洗礼を授かるとき
左と右の管から離れて、中央の管を昇り詰める
会陰から頭頂まで届いて、ブラフマンと合一する