物語編
第六章 第十八話 概念編
第六章 地獄界
第十八回 自愛 の裏に 自滅
執我は、我に塗れる、地獄に至る心のこと
忘我とは、我を忘れる、地獄を去る心のこと
執我は、捕えようとする、別れない思いであり
忘我とは、離れようとする、縛らない想いである
自愛とは、我を善と見る、我の味著のこと
善と見ると、業が積まれて、我が生まれるが
善と観ないと、業が重ならず、我が起こらない
会陰の業の輪は、我を善と見て、良く回り始める
自滅とは、我を悪と見る、我の過患のこと
悪と見ると、業が摘まれて、我が消されるが
悪と観ないと、業が除かれず、我が滅されない
会陰の業の輪は、我を悪と見て、漸く通り過ぎる
地獄界とは、我を司る、会陰の車輪のこと
会陰のチャクラは、我の善と悪で回り始める
我の車に捕われると、地獄の門が開かれて行き
我の輪に囚われないと、地獄の門が閉されて来る