物語編
第六回 第十九話 概念編
第六章 畜生界
第十九回 歓楽 の裏に 哀愁
放縦は、快を勧める、畜生に至る心のこと
節制とは、快を制する、畜生を去る心のこと
放縦は、溺れようとする、抑えない思いであり
節制とは、止めようとする、耽らない想いである
歓楽とは、快を善と見る、快の味著のこと
善と見ると、業が積まれて、快が生まれるが
善と観ないと、業が重ならず、快が起こらない
丹田の業の輪は、快を善と見て、良く回り始める
哀愁とは、快を悪と見る、快の過患のこと
悪と見ると、業が摘まれて、快が消されるが
悪と観ないと、業が除かれず、快が滅されない
丹田の業の輪は、快を悪と見て、漸く通り過ぎる
畜生界とは、快を司る、丹田の車輪のこと
丹田のチャクラは、快の善と悪で回り始める
快の車に捕われると、畜生の門が開かれて行き
快の輪に囚われないと、畜生の門が閉されて来る