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物語編

第六章 第二十話 概念編

第六章     餓鬼界
第二十回 祈念 の裏に 怨念

 

執念は、念に溺れる、餓鬼に至る心のこと
断念とは、念を断じる、餓鬼を去る心のこと
執念は、収めようとする、停めない思いであり
断念とは、留めようとする、納めない想いである

 

祈念とは、念を善と見る、念の味著のこと
善と見ると、業が積まれて、念が生まれるが
善と観ないと、業が重ならず、念が起こらない
鳩尾の業の輪は、念を善と見て、良く回り始める

 

怨念とは、念を悪と見る、念の過患のこと
悪と見ると、業が摘まれて、念が消されるが
悪と観ないと、業が除かれず、念が滅されない
鳩尾の業の輪は、念を悪と見て、漸く通り過ぎる

 

餓鬼界とは、念を司る、鳩尾の車輪のこと
鳩尾のチャクラは、念の善と悪で回り始める
念の車に捕われると、餓鬼の門が開かれて行き
念の輪に囚われないと、餓鬼の門が閉されて来る

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