第六章 第二二話 問答編
マサシ ヴィシュッダは、どういうものですか?
アキラ 咽喉の車輪は、青色のチャクラであり、
その意味は、「清浄なる輪」の意である。
身体の対応は、甲状腺や頸神経節に当たり、
空元素に関わり、自己表現や意思疎通を司る。
マサシ 過剰な状態になると、どうなりますか?
アキラ 第一に、大声であり、口数が多くなりやすい。
第二に、独断的であり、批判的になりやすい。
第三に、暴露主義であり、傲慢になりやすい。
マサシ 欠乏の状態になると、どうなりますか?
アキラ 第一に、小声であり、自己表現が苦手である。
第二に、小心的であり、依存的になりやすい。
第三に、秘密主義であり、優柔不断で不誠実。
マサシ 適度な状態になると、どうなりますか?
アキラ 第一に、正直であり、意思疎通に長けている。
第二に、創造的であり、満足感を抱きやすい。
第三に、高次元に繋がり、霊感を持っている。
スクモ 〇〇のような、悲しいニュースを聞くと、
怒りが湧き出し、××と考えてしまいます。
マコト これからの時代、あなたの目の前には、
次から次へと、666が現れて来ますが、
666を怨んで、正義に酔い痴れる限りは、
あなたは、弥勒の世に至ることが出来ません。
自分は正しく、666は間違いである。
義憤に駆られて、666を憎み続ければ、
次の時代、666を演じるのは、自分です。
今の時代を、罠が解けるまで、繰り返します。
また、深い意識には、主語が有りません。
他の偽を論うなら、我が偽が論われますし、
我が義を掲げるなら、他の義が掲げられます。
自らを焼き尽くすまで、義憤の炎は消えません。
フラノ 良い声で、祝詞を唱える、人がいます。
マコト 喉のチャクラが、活性化している人は、
遠くまで良く響く、大きな声を出せます。
ただし、チャクラと精神性は、別次元です。
魔術を用いても、霊能力は磨かれて行きます。
フラノ その唱える動画を見ても、悟れますか?
マコト ある集まりで、参加者が代わる代わる、
祭壇の前で、神の讃美を歌っていました。
そこに居合わせた、通りすがりのわたしも、
離れた場所から、その様子を見守ってました。
ある人は、決して上手くはないですが、
心を籠めて、神を讃えて歌っていました。
すると、彼の前に、大小の光の柱が現れて、
彼を祝福しましたが、他の人々は寝てました。
さて、歌い終わり、次の人が現れると、
人々は、目を覚まし、騒めき始めました。
何故なら、その人物は、高名な歌手であり、
来賓として招かれて、歌う予定のようでした。
流石、神々のような、美しい声でした。
人々は、聞き惚れ、涙を流していました。
さぞ、神々も、お喜びだろうと見てみると、
次々に、先の光の柱が、消えて行ったのです。
確かに、その歌は、美しかったですが、
上手く歌いたい、誰よりも上手いという、
歌い手の慢が、滲み出ていたからでしょう。
私は、このとき、慢の恐ろしさを悟りました。