物語編
第六章 第二二話 概念編
第六章 修羅界
第二二回 正義 の裏に 不義
義憤は、義を掲げる、修羅に至る心のこと
容赦とは、義を降ろす、修羅を去る心のこと
義憤は、懲らそうとする、宥めない思いであり
容赦とは、免じようとする、罰しない想いである
正義とは、義を善と見る、義の味著のこと
善と見ると、業が積まれて、義が生まれるが
善と観ないと、業が重ならず、義が起こらない
喉頭の業の輪は、義を善と見て、良く回り始める
不義とは、義を悪と見る、義の過患のこと
悪と見ると、業が摘まれて、義が消されるが
悪と観ないと、業が除かれず、義が滅されない
喉頭の業の輪は、義を悪と見て、漸く通り過ぎる
修羅界とは、義を司る、喉頭の車輪のこと
喉頭のチャクラは、義の善と悪で回り始める
義の車に捕われると、修羅の門が開かれて行き
義の輪に囚われないと、修羅の門が閉されて来る