物語編
第六章 第二四話 概念編
第六章 梵天界
第二四回 創造 の裏に 想像
説くは、意を伝える、梵天に至る心のこと
解くとは、意を越える、梵天を去る心のこと
説くは、説きたいという、解けない思いであり
解くとは、解きたいという、説かない想いである
創造とは、梵天の意が、欲界に伝わること
欲を越えて、在りのまま、創造を巡らせると
善も悪も無い、型を演じる、使命が下ろされる
命を解する者は、菩薩として、欲界を救い続ける
想像とは、魔天の意が、欲界に伝わること
欲に塗れて、思いのまま、想像を廻らせると
善と悪が有る、形を演じる、宿命に捕らわれる
命を介する者は、衆生として、欲界を巡り続ける
梵天界とは、意を司る、頭頂の車輪のこと
頭頂のチャクラは、欲界と色界を繋げている
我が意が通されると、欲の頂にある魔天が開き
梵の意が徹されるとき、徳の麓にある梵天が啓く