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物語編

第六章 第二八話 概念編

第六章     ブッダ
第二八回 羅漢 の裏に 世尊

 

羅漢は、小乗を修めた、目覚めし者のこと
世尊とは、大乗を修めた、目覚めし者のこと
羅漢の段は、菩薩の始まり、仏陀の達成であり
世尊の階とは、菩薩の終わり、仏陀の完成である

 

達成は、一つの条件で、その境に至ること
或る縁で、仏陀の境地に、至る事が出来ても
他の縁では、仏陀の境地に、至る事は出来ない
それゆえ、他の縁を辿る為に、他を救う道に入る

 

完成は、全ての条件で、その地に至ること
他の縁で、仏陀の境地に、導く事が出来れば
全ての縁で、仏陀の境地に、導く事が出来うる
それゆえ、全て縁を辿る為に、他を救う道を説く

 

ブッダとは、因縁を超えた、目覚めしもの
どこまで、因縁を越えたかで、段階が生じる
羅漢は、一度だけ山に登る、達成者の段であり
世尊とは、何度でも山に昇る、完成者の階である

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