物語編
第六章 第三十話 概念編
第六章 次元上昇
第三十回 無余 の裏に 有余
無余は、身を残さないで、解脱に至ること
有余とは、体を残しながら、解脱に到ること
無余涅槃は、身が崩れた後に、涅槃に至ること
有余涅槃とは、体が壊れる前に、涅槃に到ること
無余涅槃とは、生が尽きて、解脱すること
生の終りの死は、受けた生を、使い切ること
使うべきカルマを、生の終りに、使い尽くすと
その身を滅したまま、新たな命に、生れ変らない
有余涅槃とは、命を果して、解脱すること
生の半ばの死は、享けた命を、果し切ること
果すべきダルマを、生の半ばに、果し尽くすと
その身を残したまま、新たな命を、授かり受ける
次元上昇は、アセンションと呼ばれるもの
生きながらに、高い次元に生まれ変わること
今生を通し、天命を果すと、新たな使命が降り
転生を通じて、大命を果すと、新たな世界に昇る