物語編
第六章 第三三話 概念編
第六章 虚空記
第三三回 同調 の裏に 移調
移調は、異なる波の型に、移って行くこと
同調とは、等しい波の形に、調って来ること
移調の階は、上から表われて、雫が滴り落ちる
同調の段階は、横へと現われて、波の紋が広がる
カルマとは、等しいものに、似ていくこと
これも悪いが、あれも悪いと、避けていくと
最終的には、似ているものしか、選べなくなる
横から受けて、従うか逆らうしか、択べなくなる
ダルマとは、異なるものに、似ていくこと
これも善いが、あれも善いと、認めていくと
究極的には、あらゆるものから、選べてしまう
上から授かり、思い及ばない道を、択べてしまう
虚空記とは、アカシック・レコードのこと
過去から未来、あらゆる宇宙を記録するもの
たとえ、すべての記録が存在していたとしても
現在の自分に、似ている情報しか、読み取れない