物語編
第六章 第三四話 概念編
第六章 マーヤ
第三四回 変容 の裏に 受容
現実は、夢でないと、捉えている夢のこと
幻想とは、夢であると、捕えている夢のこと
現実であろうと、幻想であろうと、幻影である
全てに実体はなく、移り変る影の様なものである
変容は、幻影を見とめ、現実を変えること
幻影を見ている時、これは実体がないと思い
幻影を見ている時に、それは真実であると想う
すると、思いのままに、現実の世界を変えられる
受容は、幻影から覚め、真実を容れること
幻影を見ている時、これは実体がないと思い
幻影から覚める時に、それは真実であると想う
すると、在りのままに、真実の仕組を容れられる
マーヤは、アートマンを覆う、幻影であり
幻影を見とめるほど、真実を認められること
幻影と認められる者は、真実の世に気づき始め
幻影と認められない者は、幻想の界を築き始める