clear
clear
物語編

第六章 第四十話 問答編

マサシ 王者の瑜伽とは、どういうものですか?

 

アキラ 王者の瑜伽は、戒や瞑想によるヨーガ。
    梵語では、ラージャ・ヨーガと呼ばれる。
    ヨーガの中の王、最高のヨーガの意である。
    ヨーガ・スートラに基づき、八支則を修める。

 

マサシ 八支則とは、どういうものですか?

 

アキラ 八支則とは、ヨーガの八つの段のこと。
    梵語では、アシュタンガ・ヨーガである。
    聖者パタンジャリが、ヨーガ・スートラで、
    ヨーガの実践的な段階について、説いたもの。

 

    第一は、禁戒であり、ヤマと呼んでいるもの。
    第二は、勧戒であり、ニヤマと呼ばれるもの。
    第三は、坐法であり、アーサナと呼んでいる。
    第四は、調気であり、プラーナヤーマである。
    第五は、制感であり、プラティヤハラである。
    第六は、凝念であり、ダーラナと呼んでいる。
    第七は、禅定であり、ディヤーナと呼ばれる。
    第八に、三昧であり、サマーディと呼ばれる。

 


 

ムロト どういう人が、弥勒の世に行けるのですか?

 

マコト 邪な天人の考えを、心から悔い改めて、
    正しい菩薩の教えに、辿り着いた者です。
    欲を適え、上を望ませる、天人に染まらず、
    苦労を喜び、底辺に安らぐ、無名の人々です。

 

ムロト 上より下の方が、救われやすいのですか?

 

マコト 上に憧れるのは、天人に誘われる証し、
    下から支えるのは、菩薩に導かれた証し。
    確かに、底辺の方が、弥勒の世に近いです。
    とはいえ、下に憧れたら、それは、天人です。

 

    つまり、上に居ようが、下に居ようが、
    どこでも、雨にも負けず、風にも負けず、
    決して、外に頼らずに、内なる神に臨んで、
    何も訴えず、感謝が出来れば、弥勒の世です。

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。