物語編
第六章 第三六話 概念編
第六章 テルマ
第三六回 正法 の裏に 末法
正法は、法を求めて、欲を越える時のこと
末法とは、業を求めて、欲に溺れる刻のこと
正法は、ダルマが栄えて、カルマが枯れていき
末法では、カルマが盛んで、ダルマが衰えていく
カルマは、外に因を求め、時が流れること
外に原因を求めるとき、外に結果が現われる
新たなカルマが作られて、カーラが流れていく
そして、その時が来るまで、ダルマが隠れていく
ダルマは、内に因を求め、時を越えること
内に原因を求めるとき、内に結果が現われる
新たなカルマが作られず、カーラを越えていく
そして、その刻が来たとき、テルマが現れてくる
テルマは、内に眠っている、ダルマのこと
見つかるべくして、見つかる、埋蔵経のこと
正法に、ダルマを外に望み、カルマが表われて
末法には、ダルマを内に臨み、テルマが現われる