物語編
第六章 第三八話 概念編
第六章 陰陽の瑜伽
第三八回 太陽 の裏に 太陰
太陽は、光を持って、陽を究める極のこと
太陰とは、闇を以って、陰を極める極のこと
大きな光が生れると、大いなる闇が埋れていて
大いなる闇が表れると、大いなる光が現れてくる
病気とは、陰と陽が偏って、気が滞ること
陰を偏る時、陽の気が滞ると、病気に変わり
陽に偏る時に、陰の気が滞ると、病気に換わる
自ら進んで、気を偏らせると、気が病んでしまう
元気とは、陽と陰が整って、気が巡ること
陰に偏る時、陽の気が巡ると、元気に変わり
陽に偏る時に、陰の気が巡ると、元気に換わる
自ら進んで、気を整わせると、気が癒えてしまう
陰陽の瑜伽は、ハタヨーガと呼ばれるもの
ハは陽を表していて、タは陰を現わしている
太陽が究められるとき、太陰に極められていく
両極が明らかになるとき、中庸に至り太極に到る