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物語編

第六章 第四十話 概念編

第六章    王者の瑜伽
第四十回 奴隷 の裏に 王者

 

奴隷は、業に塗れて、法を破り捨てるもの
王者とは、業を越えて、法を説き広めるもの
奴隷は、ダルマを軽んじ、カルマが厳しくなり
王者ほど、ダルマを重んじ、カルマが優しくなる

 

奴隷は、内に囚われて、外に捕われるもの
カルマは、外に因を求め、カルマを積むもの
奴隷は、ダルマを軽んじて、外に因を望むため
自ずから、カルマが積まれて、自由が減って来る

 

王者は、内に捕われず、外を捉らえるもの
ダルマは、内に因を求め、カルマを摘むもの
王者は、ダルマを重んじて、内の因に臨むため
自ずから、カルマが摘まれて、自由が増えて来る

 

王者の瑜伽とは、ラージャのヨーガのこと
我が思いのままに、世の中を作り替えること
我が意が叶なうのは、真に望んでいる証であり
我が意が適わないのは、実に臨んでない証である

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