clear
clear
物語編

第六章 第四七話 問答編

    

 

マサシ 天球(テンキュウ)は、どういうものですか?

 

アキラ 天球は、観測者を中心とする仮想球面。
    地軸や赤道の延長が、天球と交わる点は、
    それぞれ、天の北極、天の南極、天の赤道。
    地球の自転に伴い、一日一回、回転している。

 

マサシ 黄道(コウドウ)とは、どういうものですか?

 

アキラ 黄道は、天球上の太陽の通り道であり、
    天の赤道に対して、約23度傾いている。
    春分点は、黄道が赤道と南から北に交わり、
    秋分点では、黄道が赤道と北から南に交わる。

 

 

 

マサシ 黄道帯(コウドウタイ)は、何ですか?

 

アキラ 黄道帯とは、黄道の18度の帯のこと。
    英語では、ゾディアックと呼ばれるもの。
    黄道十二宮の大半が、動物であることから、
    この黄道帯は、獣帯と呼ばれるようになった。

 

 

 

マサシ 十二宮(ジュウニキュウ)は、何ですか?

 

アキラ 黄道十二宮とは、春分点を基準にして、
    黄道帯を30度ずつ、12等分したもの。
    作られた頃、春分点は、白羊宮にあったが、
    歳差によって、現在の春分点は双魚宮にある。

 

    一番目は、黄径000度~030度、白羊宮である。
    二番目は、黄径030度~060度、金牛宮である。
    三番目は、黄径060度~090度、双子宮である。
    四番目は、黄径090度~120度、巨蟹宮である。
    五番目は、黄径120度~150度、獅子宮である。
    六番目は、黄径150度~180度、処女宮である。
    七番目は、黄径180度~210度、天秤宮である。
    八番目は、黄径210度~240度、天蠍宮である。
    九番目は、黄径240度~270度、人馬宮である。
    十番目は、黄径270度~300度、磨羯宮である。
    十一番目、黄径300度~330度、宝瓶宮である。
    十二番目、黄径330度~360度、双魚宮である。

 

マサシ プラトン年は、どういうものですか?

 

アキラ プラトンの年は、25920年であり、
    地球が歳差運動する、周期のことである。
    春分点が、黄道の上を、一周する間であり、
    その間には、十二に及ぶ、星座が並んでいる。

 

    

 

マサシ プラトン月は、どういうものですか?

 

アキラ プラトンの月とは、2160年であり、
    歳差を十二に分けた、周期のことである。
    それぞれ、黄道の上の、星座が当て嵌まり、
    その神話のテーマが、人類の歴史に登場する。

 


 

マヒル 宝瓶宮の後半で、真我が忘れ去られ、
    個我が現われると、説かれていますが、
    十牛図の、入店垂手のようなものですか?

 

マコト これは、とても素晴らしい質問ですね。
    このときは、十牛図の入店垂手ではなく、
    むしろ、創世記の失楽園レベルのものです。
    そういうレベルで、人類の時代は円環します。

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。