物語編
第一章 第十話 概念編
第一章 充満性
第十回 量 の裏に 質
量は、陽と陰を見て、横から捉らえること
質とは、陰と陽を見て、上から捕らえること
量は、実感が充ちるまで、同じ層から見ること
質とは、実感が満ちてから、違う層から見ること
例えば、百個の白球と、一個の赤球がある
これから、白球を減らし、赤球を加えていく
これを、横から見ると、赤の数が増えたと見る
すなわち、量の変化として、意味を重ねてしまう
例えば、一個の白球と、百個の赤球がある
これまで、白球を引いて、赤球を足してきた
これを、上から見ると、球の色が変ったと見る
すなわち、質の変化として、意識を変えてしまう
充満性とは、量の変化は、質の変化となり
意味の増減は、意識の上下に、変化すること
増減の段は、相として見て、意味が積み重なり
上下の階では、層として見て、意味が移り変わる