物語編
第一章 第十二話 概念編
第一章 因果律
第十二回 原因 の裏に 結果
原因は、前半を司る、時間を進行するもの
結果とは、後半を司る、時間を停止するもの
因果律とは、実感を司る、「原因ならば結果」
「ならば」の所に、実感が湧いて、時間が流れる
因果は、関係が弱いほど、実感が弱くなり
ならばの、実感が弱いほど、時間が長くなる
新たな因果の関係は、実感が弱く、時間は長い
因果を繰り返すと、時間を辿り、実感が現われる
因果は、関係が強いほど、実感が強くなり
ならばの、実感が強いほど、時間が短くなる
慣れた因果の関係は、実感が強く、時間は短い
因果を振り返ると、時間を遡り、実感が洗われる
時間は、意識に隠れる、因果の原因であり
実感とは、意味に現れる、因果の結果である
因果を、因として捉えると、時間が流れていき
因果律を、果として捕えると、実感が湧いてくる