物語編
第一章 第十四話 概念編
第一章 次元性
第十四回 低次 の裏に 高次
低次は、意識が捉える、意味の次元のこと
高次とは、意味を捕える、意識の次元のこと
低次は、空間に現れている、因果の次元であり
高次とは、時間に隠れている、条件の次元である
意識は、観じられないが、感じられるもの
もし、意識を観じるために、低次に移すなら
意識は、意味に変わって、高次は消えてしまう
即ち、意識は高次に限られ、低次には下ろせない
意味は、感じられないが、観じられるもの
もし、意味を感じるために、高次に遷すなら
意味は、意識に換わって、低次を失ってしまう
即ち、意味は低次に定まり、高次には上がれない
「私は嘘吐き」と、私が正直に言うときに
低次を捉える場合は、「私は嘘吐き」となり
高次を捕える場合にば、「私は正直者」となる
低次と高次を混同すると、矛盾するように見える