第一章　　　　　時間軸
第二十回　未来　の裏に　過去

未来は、因から果を見て、実感が無いこと
過去とは、果から因を見て、実感が無いこと
実感が欠けると、未来と過去が、同時に生じて
実感が満ちるとき、過去と未来が、同時に消える

未来は、現在の実感に、合った結果のこと
瞬間瞬間、現在の意識は、未来の意味を選び
今の意識に、最も相応しい、未来の現実を択ぶ
ところが、無意識に束縛され、自由には選べない

過去は、現在の実感に、在った原因のこと
一瞬一瞬、現在の意識は、過去の意味を択び
今の意識に、最も相応しい、過去の現実を選ぶ
とはいえ、無意識に制約され、自由には択べない

未来が生まれるとき、過去が埋まれている
過去のない未来もなく、未来なき過去もない
充ちてない実感を望むと、時間の流れが生まれ
満ちている実感に臨むとき、時間の流れを越える